【8月18日 AFP】北朝鮮が年内にインターネットの国別ドメインコードを登録する予定だ。ドメインコードは「.kp」で、「The Internet Corporation for Assigned Names and NumbersICANN」が10月に開かれる会合で承認する見通しだと、同団体のメンバーが17日、AFPに伝えた。

 最近では、パレスチナ自治区の「.ps」、欧州連合(European UnionEU)の「.eu」が登録されている。

 同組織のメンバーは、「北朝鮮がインターネットに対してより積極的にコミットしていることを象徴する事象」と語る。

 他方で、北朝鮮国内からのインターネットアクセスはいまだに厳しく制限されているとの指摘もある。

 北朝鮮では、1990年に設立された朝鮮コンピューターセンター(Korea Computer Center)により国内からのワールドワイドウェブ(worldwide web)へのアクセスが監視され、承認を与えた情報についてのみダウンロードが可能な仕組みとなっている。コンテンツのほとんどは科学技術に関するもので、アクセスすることができるのは研究所や大学機関と限られた個人のみだとされる。(c)AFP