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踊る幼児のネット映像削除でユニバーサルを提訴

  • 2007年07月25日 20:18 発信地:サンフランシスコ/米国
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動画投降サイトユーチューブ(YouTube)のホームページ(2007年3月13日撮影)。(c)AFP/ROBERT SULLIVAN

【7月25日 AFP】幼い息子がプリンス(Prince)の曲に合わせて踊る映像を動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿した母親が24日、同映像を無断で削除させたとしてユニバーサルミュージックパブリッシング(Universal Music Publishing)を訴えた。

 訴訟は消費者保護団体「米電子フロンティア財団(Electronic Frontier FoundationEFF)」が原告となり、ユニバーサルミュージックパブリッシングを相手取ってサンフランシスコ連邦地方裁判所に提訴された。この母親の公正な利用権と表現の自由の保護を求めている。

 EFFによると、サンフランシスコ(San Francisco)に住むStephanie Lenzさんは2月、幼い息子がベビーカーにつかまり立ちしながら、プリンスのヒット曲「レッツ・ゴー・クレイジー(Let's Go Crazy)」に合わせて踊り跳ねる29秒間の映像をユーチューブに投稿した。

 ところが6月になって、この映像を削除したとの連絡を受けた。ユニバーサルミュージックから著作権侵害の苦情があったためだという。

 Lenzさんは「突然のことで、非常に驚いたし怒りを感じた」といい、「ユニバーサルミュージックは法的措置を持ち出して、個人がホームビデオ映像を家族や友人間で共有する権利を侵害するべきではない」と主張する。

 「デジタル・ミレニアム著作権法」には、ウェブサイトが著作権保有者から依頼を受けて、著作物を削除することを認める条項がある。しかし電子フロンティア財団の弁護士は、今回のケースはこの条項の乱用にあたるとの見解だ。

 著作権法が乱用されれば、ネット上で活動する芸術家、政治評論家や今回のように個人のささやかな日常生活を公開したサイトなどが、みな閉鎖される恐れがあると同財団は指摘。「この映像のように著作権侵害に当たらない公正な利用を著作権者が阻止した場合、その責任を問われるべきだ」と訴えている。

 Lenzさんのビデオ映像はその後、ユーチューブに再掲載された。

 一方、AFPはユニバーサルミュージックに訴訟についてのコメントを求めたが、返答は得られていない。(c)AFP
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