【3月25日 AFP】スウェーデン東部の森林で24日、1頭のアザラシの子どもが見つかった。地元メディアが報じた。子アザラシが見つかったのは最も近い海から約6キロも離れた場所で、いったいどのようにしてたどり着いたのか、話題となっている。

「困惑気味の人が電話をかけてきて、森を散歩中にアザラシの子を見つけたと言うんだ。最初はふざけているのかと思った」と、ウプサラ(Uppsala)警察のヘンリク・ペダーソン(Henrik Pederson)氏はスウェーデン通信(TT)に語った。

 子アザラシの保護を警察に依頼された猟師のロバート・サンデフォーズ(Robert Sandefors)さんは、雪面に残った跡から見て、おそらく子アザラシは自力で森までたどり着いたのだろうと言う。

 警察によると、子アザラシはおそらく海氷の上を3キロ、森の中を3キロ、這って来たのだろうという。

 サンデフォーズさんは、公共放送局スウェーデン放送に「子アザラシは母親とはぐれて道に迷い、進む方向を間違ったに違いない」と語っている。

 子アザラシは、近くのダール川(Dalaelven river)に運ばれて放され、泳ぎ去ったという。(c)AFP