【2月19日 AFP】東芝(Toshiba)は15日、粒状のドライアイスを吹き付けて放射性物質を回収する遠隔操作ロボットを公開した。

 粒状のドライアイスを吹き付けた時の衝撃と、ドライアイスが二酸化炭素ガスに昇華する際のエネルギーを使って床や壁に付いた放射性物質をはがし、発生するガスごと回収する。キャタピラで動くロボットは冷蔵庫ほどの大きさの機器が2台連結されており、遠隔操作が可能。搭載された計8台のカメラで作業状況を確認することができる。

 試験運用を経て、今年の夏にも東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所に投入する予定だ。(c)AFP