【6月21日 AFP】環境保護に取り組みつつ資源を浪費しない貧困根絶を目指し、「国連持続可能な開発会議(リオ+20、Rio+20)」が20日、ブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で開幕した。

 世界各国が気候変動や砂漠化、種の絶滅への対策を誓った「地球サミット(Earth Summit)」から20年の節目に合わせて開催された同会議には、国連(UN)加盟191か国、各国首脳89人が参加する。

 一方、リオ中心部では同日、リオ+20に対抗して大規模なデモ行進が実施された。

 色鮮やかで平和的なデモには環境活動家のほか、民間・公的機関に勤める市民、黒人活動家、同性愛者、先住民族、フェミニストなどのグループなど、主催者発表で約5万人が参加。アマゾン(Amazon)熱帯雨林の破壊や先住民族の不当な扱い、リオ+20で提唱される「グリーン経済」への反対を口々に訴えた。(c)AFP/Gerard Aziakou