【7月27日 AFP】ブラジルの航空機メーカー、エンブラエル(Embraer)と米航空機大手ボーイング(Boeing)、および米州開発銀行(Inter-American Development BankIDB)は26日、航空機燃料にブラジル産サトウキビから抽出したバイオ燃料を使用するプロジェクトに共同出資し、持続可能性に関する研究を進めると発表した。

 3者は共同声明で、「プロジェクトは温室効果ガスの排出量削減を目指すものであり、研究では再生可能な航空機燃料の使用が環境や市場に及ぼす影響を測定する」と説明した。

 IDBの「持続可能な航空機バイオ燃料イニシアチブ」を率いるArnaldo Vieira de Carvalho氏は、再生可能な航空機燃料に関する技術は進歩しており、プロジェクトは「温室効果ガス排出量を大幅に削減できる可能性を秘めている」と期待を示した。

 バイオ燃料は、バイオ燃料開発などを手掛ける米アミリス(Amyris)が製造する予定。(c)AFP