【7月1日 AFP】ドイツ連邦議会(下院)は6月30日、2022年までに国内全ての原子力発電所を廃止する「脱原発法案」を、賛成513票、反対79票の圧倒的賛成多数で可決した。福島第1原発の事故で脱原発の機運が高まるなか、上院にあたる連邦参議院での可決もほぼ確実な情勢だ。

 欧州連合(EU)最大の経済大国ドイツのこうした動きに対し、原発推進政策を取るフランスなど欧州各国は、エネルギー不足や電力料金の高騰を招きかねないとして懸念を示している。(c)AFP/Benno Koenig