【11月18日 AFP】欧州連合(EU)加盟27か国はパリ(Paris)で17日、同日、開幕した「大西洋まぐろ類保存国際委員会(International Commission for the Conservation of Atlantic TunasICCAT)」の年次会合での対応を協議し、クロマグロの漁獲枠については「現状維持か一部削減」を交渉の方針とすることで合意した。

 外交筋によると、漁獲枠を「現状の1万3500トンから一部削減の範囲内」とすることが全会一致で決まった。削減幅について別の外交筋は2000トンの削減を受け入れる準備ができていると述べた。

 パリで開幕したICCAT年次会合では、10日間にわたってクロマグロの資源保護と地中海などのクロマグロ漁業の継続をめぐる協議が行われる。(c)AFP