【7月21日 AFP】ブラジル・サンパウロ(Sao Paulo)州沿岸に、大量のペンギンや海洋生物の死がいが打ち上げられ、科学者らが原因を調べている。

 ブラジルの環境天然資源局関係者がオンラインニュース、フォーリャ・オンライン(Folha Online)に明かしたところによると、サンパウロ州のペルイベ(Peruibe)やプライア・グランデ(Praia Grande)、イタニャエン(Itanhaem)の沿岸で大量の鳥や生物の死がいが見つかった。

 最も多いのがペンギンで530羽。そのほか大量の海鳥やイルカ5頭、大型のウミガメ3頭などで、近隣のほかの地域にも漂着している可能性がある。

 プライア・グランデ海洋生物リハビリセンターの獣医師によると、ペンギンの大量死の原因として最も可能性が高いのは、アルゼンチン南端沖のパタゴニア(Patagonia)地方から長距離を移動する際の疲労と飢えだという。(c)AFP