太陽の力で飛ぶ「ソーラー・インパルス」、25時間の連続試験飛行を開始
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【7月7日 AFP】太陽エネルギーだけで空を飛ぶソーラー飛行機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」の試作機が7日早朝、25時間の連続飛行をめざしてスイス西部パイエルヌ(Payerne)を飛び立った。
操縦士アンドレ・ボルシュベルク(Andre Borschberg)氏を乗せた「ソーラー・インパルス」は午前6時51分(日本時間午後1時51分)、晴れ渡ったスイスの空に静かに飛び立った。その後、時速は35キロまで達した。
7年前にスタートした「ソーラー・インパルス」開発プロジェクトを主導するベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏は、「全てが順調にいけば、今日は偉大な日となる」と話す。ピカール氏自身も、気球での世界一周飛行に成功した経験を持つ。
ピカール氏は離陸前に、「ソーラー・インパルス」について「航空界だけでなく、人間社会にとっても全く新しいものだ」と語った。試験飛行の目的について「燃料を使用しない飛行」と、「化石燃料エネルギー依存からの脱却が考えられているよりも容易であることの証明」の2つを挙げた。
夜間も「ソーラー・インパルス」の飛行を続けるかどうかについては、離陸から13時間後、日中における太陽電池への充電量や、高度の高い上空を吹く強風の状況などから、日没前に地上クルーが決定する。
25時間の試験飛行は、当初、7月1日に予定されていたが、離陸時間の1時間前に電気部品に故障が見つかったため延期されていた。(c)AFP
操縦士アンドレ・ボルシュベルク(Andre Borschberg)氏を乗せた「ソーラー・インパルス」は午前6時51分(日本時間午後1時51分)、晴れ渡ったスイスの空に静かに飛び立った。その後、時速は35キロまで達した。
7年前にスタートした「ソーラー・インパルス」開発プロジェクトを主導するベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard)氏は、「全てが順調にいけば、今日は偉大な日となる」と話す。ピカール氏自身も、気球での世界一周飛行に成功した経験を持つ。
ピカール氏は離陸前に、「ソーラー・インパルス」について「航空界だけでなく、人間社会にとっても全く新しいものだ」と語った。試験飛行の目的について「燃料を使用しない飛行」と、「化石燃料エネルギー依存からの脱却が考えられているよりも容易であることの証明」の2つを挙げた。
夜間も「ソーラー・インパルス」の飛行を続けるかどうかについては、離陸から13時間後、日中における太陽電池への充電量や、高度の高い上空を吹く強風の状況などから、日没前に地上クルーが決定する。
25時間の試験飛行は、当初、7月1日に予定されていたが、離陸時間の1時間前に電気部品に故障が見つかったため延期されていた。(c)AFP