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21世紀の熱帯低気圧、頻度は減るが勢力は強まる 国連気象機関

  • 2010年02月23日 11:38 発信地:パリ/フランス
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台湾・台北(Taipei)で、台風15号(チャンミー、Jangmi)の接近に伴う暴風雨のなかを歩く市民(2008年9月28日撮影、資料写真)。(c)AFP/PATRICK LIN

【2月23日 AFP】地球温暖化の影響で21世紀は熱帯低気圧の発生頻度は減る一方、降雨量や風力はより強まるとした研究結果が21日、英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)電子版で発表された

 熱帯低気圧はアジアではタイフーン(台風)、北中米ではハリケーンとして知られ、海水が暖められることによって起こる。そこで疑問になってくるのが、地球温暖化による気温上昇が、どのように熱帯低気圧の発生に影響してくるかということだ。

 この疑問の解明に取り組んだのが、世界気象機関(World Meteorological OrganisationWMO)のトム・ナットソン(Tom Knutson)氏らによる研究チームだ。

 研究チームは、地球温暖化の問題が大きくとりあげられるようになった4年前から現在までの気象専門家による調査結果を検証した。温暖化の指標となるのは、21世紀の平均地球表面温度の上昇を2.8度と予測する「A1B」シナリオと名づけられたコンピューター・シミュレーション結果だ。

 その結果、熱帯低気圧の発生頻度は減少するか現状と同じ程度とみられるが、風力は現在よりも2~11%強まり、台風やハリケーンの中心100キロメートル以内では、降雨量も20%増となる可能性があることが分かった。さらに、大きな被害をもたらす熱帯低気圧の発生頻度が急増する地域もあるという。(c)AFP

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