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猛毒ガエルの駆除作戦、決定打はキャットフード オーストラリア

  • 2010年02月18日 23:14 発信地:シドニー/オーストラリア
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オーストラリア、シドニー(Sydney)のタロンガ動物園(Taronga Zoo)で飼育される有毒性のオオヒキガエル(2005年4月26日撮影)。(c)AFP/Rob ELLIOTT

【2月18日 AFP】いぼだらけで人びとに忌み嫌われている猛毒性のカエル、オオヒキガエルの群れの退治法をついに発見したと、オーストラリアの科学者たちが喜んでいる・・・キャットフードだ。

 オオヒキガエルは繁殖・生存能力が高く、なんでも食べる。ペットや野生動物を死にいたらすほどの猛毒をもち、人間でもその被害に遭うことがあるため駆除しようと、ゴルフクラブで打ち殺す方法からガスを散布する、ひき殺す、果ては冷凍してしまうなど、さまざまな手が尽くされてきたが、どれも決定打にはならなかった。ところが、キャットフードひとつで、一気にオオヒキガエルの駆除に成功したのだ。

 豪公共放送ABCの取材を受けたシドニー大学(University of Sydney)のリック・シャイン(Rick Shine)教授によると、オオヒキガエルの子どもがおたまじゃくしから成長し、池からあがってくる周辺にこのキャットフード「ウィスカス」をまくと、たちまちのうちに肉食性のアリが集まった。

「働きアリは巣に帰る途上に足跡物質を残す。それをたどってほかのアリたちが巣から出てきて集まり、餌となる生物を探す。あっという間に、オオヒキガエルたちとアリの数は同じくらいになった」。アリたちは子どものオオヒキガエルたちに群がり、その70%を殺してしまった。

 オーストラリアでオオヒキガエルは外来種で、コガネムシの過剰繁殖を防ぐため、1935年に意図的にハワイから輸入されその後、何百万匹にも増えた。オーストラリア固有のカエルはこの肉食性のアリをかわすことができるが、オオヒキガエルは「攻撃されてすぐには死ななくても、1日程度でやがては死ぬ」

 教授いわく「大人になったばかりのカエルを低リスクで簡単に殺し、数を減らせる駆除法だ」。(c)AFP

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