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IPCCの山岳氷河後退論、登山愛好家雑誌と学生論文が根拠か 英紙

  • 2010年02月01日 18:42 発信地:ロンドン/英国
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ネパールにある世界最高峰エベレスト(Mount Everest、チョモランマ)のクンブ(Khumbu)氷河(2009年5月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Subel BHANDARI

【2月1日 AFP】地球温暖化の影響で世界各地の山岳氷河が後退しているとした国連(UN)の気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate ChangeIPCC)の主張は、大学院生の論文と登山愛好家向け雑誌が根拠になっていると、英紙サンデー・テレグラフ(Sunday Telegraph)が31日、報じた。

 IPCCは最近の報告書で、南米アンデス(Andes)山脈、ヨーロッパのアルプス(Alps)山脈、アフリカの山地で、地球温暖化の影響による山岳氷河の後退が観測されたと報告。根拠となった文献として2つの論文を挙げている。

 サンデー・テレグラフ紙によると、論文の1つは登山愛好家向けの雑誌に掲載されたもので、登山家が登山中に目撃した事例証拠にすぎないという。もう一方は、スイス・ベルン大学(University of Bern)の修士課程で地理学を選考する大学院生が、アルプスの山岳ガイドへの聞き取り調査をもとに書いた論文だという。

 IPCCの報告に関しては、英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)も自然災害を地球温暖化と関連づけた指摘について疑問を呈しているが、IPCCはこれを「根拠がなく誤解をまねく報道だ」と否定している。

 IPCCは先にも、報告書のなかの「ヒマラヤ氷河が2035年までに消滅する」との記述は科学的根拠がなく誤りだったと認め、陳謝したばかり。だが、IPCCの活動はバランスがとれており、相応な結果を導きだしていると擁護する科学者は多い。(c)AFP

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