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大腸菌から作ったバクテリア、安価なグリーンエネルギー供給源として期待

  • 2010年01月29日 11:28 発信地:パリ/フランス
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ベルギー・ゲント(Gent)のバイオディーゼル精製工場(2008年3月7日撮影)。(c)AFP/BELGA PHOTO/LIEVEN VAN ASSCHE

【1月29日 AFP】農業廃棄物を摂取してディーゼルを分泌するバクテリアを開発したと、米ローレンス・バークレー国立研究所(Lawrence Berkeley National Laboratory)などの研究チームが27日の英科学誌「ネイチャー(Nature)」に発表した。現在のバイオ燃料よりも安価で環境にも優しい代替燃料として有望だという。

 このバクテリアは、大腸菌の遺伝子を操作して作製されたもの。木片やわらに含まれる単糖やバイオマス廃棄物を摂取し、燃料分子を分泌するという。

 論文を執筆したジェイ・キースリング(Jay Keasling)氏によると、バクテリアは細胞からバイオディーゼルを分泌してくれるので、細胞をこじ開ける必要がなく、加工費の大幅節約につながるという。

 また、分泌されるバイオディーゼルは水に溶けず、油のように表面に浮くため、加工費をさらに節約できるという。

 論文は、環境への影響やコスト試算などは示していないが、バクテリアが量産されれば1~2年以内の商用化は十分可能としている。

 論文は、このバクテリアの「わずかな遺伝子操作」により、ほかにも2種類の化学物質(脂肪アルコールとアルデヒド)を生成することが可能だと述べている。これらの物質は、石けん、洗剤、化粧品の添加物、香水、風味化合物などに広く使用されている。

 自然界に存在する大腸菌は、一部の株は食中毒を引き起こすものの、微生物研究の現場では一般的に使用されている。(c)AFP

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