【1月8日 AFP】オーストラリア沿岸にある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)付近で、藻が大量発生し、サンゴの生息環境に重大な影響を与えている可能性があることが6日、明らかになった。

 オーストラリア研究会議(ARC)サンゴ礁研究チーム(Centre of Excellence for Coral Reef Studies)のデービッド・ベルウッド(David Bellwood)ジェームズクック大学(James Cook University)教授によると、藻はサンゴ礁そのものでは発生していないが、周辺の40%以上のエリアで大量発生しているという。

 大量発生の理由は不明だが、同教授は藻を食べる魚が死滅したことが原因ではないかと指摘。サンゴ礁を守る最善の策は、水を浄化し、藻を食べる草食魚を増やすことだと述べた。(c)AFP