【8月15日 AFP】英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)は15日、中国政府高官が、同国が2050年までに温室効果ガスの排出量削減を始める方針を示したと伝えた。温室効果ガスの削減で、中国が具体的な日程を出したのは初めて。

 フィナンシャル・タイムズによると、中国国家発展改革委員会(National Development and Reform Commission)、気候変動担当局のSu Wei局長が「中国の排出量は2050年以降、増加することはない」と語った。

 1人あたりの排出量は少ない発展途上国の中国は、国連気候変動枠組み条約(UN Framework Convention on Climate ChangeUNFCCC)のもとで温室効果ガス排出量の削減を義務づけられていない。また、中国政府も、将来の排出量削減を約束することに対してはこれまで消極的だった。(c)AFP