【7月28日 AFP】北京(Beijing)の中国科学院(Chinese Academy of Sciences)は27日に発表した論文の中で、中国・四川(Sichuan)省に生息する野生のジャイアントパンダの60%以上が前年5月の四川大地震の影響を受けていると報告している。  震源地に近い場所では、生息地の4分の1近くが破壊されたという。こうした生息地の分断が、この地域に生息するパンダの群れをも分断し、近親交配が進むなどして、野生におけるジャイアントパンダが絶滅する危険性が高まっていると、論文は警鐘を鳴らしている。(c)AFP