シドニー(Sydney)のピットウォーター湾で、ヨットを母親と勘違いし母乳を求めて吸い付く赤ちゃんクジラ(2008年8月19日撮影)。(c)AFP/ABC TV
【8月20日 AFP】オーストラリアで、ヨットを母親と勘違いしている迷子の赤ちゃんクジラを、ヨットを使って外洋におびき出す試みが行われたが失敗し、生存の可能性が危ぶまれている。
このザトウクジラの赤ちゃんは推定生後2か月、体長5メートル。母クジラに育児放棄されてシドニー(Sydney)のピットウォーター(Pittwater)湾に迷い込んだとみられる。ヨットを母親と勘違いし、乳を飲もうとヨットに吸い付いているという。
国立公園・野生動物局は18日、ヨットでこの赤ちゃんクジラを外洋におびき出し、繁殖のために回遊している群れに戻そうと試みたが、翌19日、湾に停泊しているヨットの元に戻っているのが確認された。
同局によると、この赤ちゃんクジラは、乳を飲めずに飢え死にしたり、サメに襲撃されたりする危険があるという。広報官のクリス・マッキントッシュ(Chris McIntosh)氏は「今は動き回っているが、3日以内には体力が衰えるだろう。(生存の)望みは全くないといってもいい」と話した。
同氏によると、赤ちゃんクジラが座礁したり浜辺に乗り上げてしまった場合、安楽死させることも考慮しているという。(c)AFP
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