フランス西部Batz-sur-Merでタンカー沈没事故に伴う原油流出による海洋汚染に抗議する人々(2002年12月7日撮影)。(c)AFP/FRANK PERRY
【1月17日 AFP】1999年のタンカー沈没に伴う原油流出事故の損害賠償訴訟で、パリ軽罪裁判所は16日、被告の仏石油大手トタル(Total)などの過失を認め、トタルほか3者に対し1億9200万ユーロ(約300億円)の損害賠償金の支払いを命じた。
原告は環境保護団体、漁業従事者、地元の組合やホテル経営者など101人。損害賠償金の支払いを命じられたのは、トタル、沈没したタンカーの船主および管理責任者、イタリア船級協会(RINA)の4者。
事故は1999年12月12日、フランス西部ブルターニュ(Brittany)沖で発生。原油3万トンを載せたタンカー「エリカ(Erika)」が損壊して沈没した。周辺の海岸線が広範囲にわたり汚染されたほか、数万羽の海鳥が犠牲になるなど同国最悪の海洋汚染被害をもたらした。
フランスで環境汚染により有罪判決が下されたのは今回が初めて。今後、大規模な環境汚染事故について企業または個人の法的責任を問う際の判例になるとみられる。(c)AFP/Jean-Louis Pany
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