【10月20日 AFP】インドのケララ(Kerala)州当局は、米ニューヨーク(New York)から輸送された不法廃棄物入りのコンテナを同地に送り返すことを命じた。同州のP.K. Sreemathy厚生相が19日に伝えた。

 同州の製紙会社Kochin Kadlasはニューヨーク市と「原料」の提供契約を結んでおり、コンテナには原料となる古紙のみが入っているはずだったが、Sreemathy厚生相がAFPに語ったところによると、コーチン(Kochi)港に届いた3つのコンテナには腐敗した生ゴミとプラスチックが混入していたという。

 Kochin Kadlas社には、ニューヨークから「禁止された廃棄物」を搬入したことに対し、注意が発せられるという。

 Sreemathy厚生相によると、国家汚染防止委員会(State Pollution Control Board)の専門家が検査を行った結果、プラスチック、生分解性の生ゴミ、ガラスの破片、コンピューター付属品用のこん包材など合計60トン分の廃棄物が、古紙に混じっていたことが判明したという。(c)AFP