【8月1日 AFP】インドでもっとも人口が多い北部ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州で7月31日、環境問題に対する意識向上の一環として、1日で1000万本以上の木が植えられた。同州関係者が語った。

 同日、1億6000万人が暮らす同州の農業従事者や学生らが、記録的な本数の木を植えるために動員。同州森林管理当局のV.N. Garg氏は、州都ラクノー(Lucknow)で「われわれが立てた目標は1000万本だったが、反応が非常に大きかったため、実際は目標値を上回った」と語る。最終的な植樹本数の集計は、まだ終了していないという。

 インド各州の平均的な森林比率が23%であるのに対し、ウッタルプラデシュ州に存在する森林面積は、州の面積の10分の1以下。

 Garg氏によると、同日植えられた木の60%は数千人の農業従事者や学生、残り40%は州当局の手によって植えられたという。

 インド国内では、2006年に南部タミルナド(Tamil Nadu)州で、「1日に85万本以上」という植林の最高記録が達成されていた。(c)AFP