【9月14日 AFP】(一部更新)セレブ情報誌「クローザー(Closer)」フランス版は14日、英国のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)のトップレス写真を表紙に掲載した最新号を発売した。前週にウィリアム王子(Prince William)夫妻が休暇でフランスを訪れた際に撮影されたものとみられる。

 同誌は表紙に加え、誌内5ページにわたって画質の粗い複数の写真を掲載。多くはキャサリン妃が白黒のビキニのボトムスのみを履き、上半身をあらわにしている写真で、同誌はその肉体美を「(ランジェリーブランドの)ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)のエンジェルズ(イメージモデル)もかすむほど」と称えている。

 その他、キャサリン妃の腰付近に日焼け止めローションを塗るウィリアム王子の写真や、赤いパラソルの近くに置かれたチェアでくつろぎ談笑する夫妻の写真、キャサリン妃が胸の前でビキニのトップスを持ち、まさにこれからトップレスになるか、またはトップスを着ようとしている様子の写真も掲載された。

 写真は全て、夫妻が前週休暇を過ごしたとされるフランス南部プロバンス(Provence)地方にあるオーテ城(Autet Chateau)のテラスで撮影されたものだという。クローザー誌によれば、同城はエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の妹である故マーガレット王女(Princess Margaret)の息子、リンリー子爵(Viscount Linley)が所有している。

 クローザー誌は最新号発売に先立って14日、「ゲストハウスのテラスでトップレスでくつろぐキャサリン妃」の写真を掲載するとウェブサイトで発表。「世界も目にするのが待ちきれないだろう」などと述べていた。

■「怒りと不信感」「15年前に逆戻り」

 ウィリアム王子とキャサリン妃は現在アジア太平洋諸国を歴訪中だが、英ロンドン(London)の王室関係者はAFPの取材に、掲載された写真が本物であることを認め、王子夫妻が「怒りと不信感」を抱いていると語った。また今回の件は「一線を越えている」として、クローザー誌に対する今後の措置についてフランスの弁護士と相談していると明かした。

 一方、王子夫妻の歴訪に同行する関係者は掲載予定が明らかになった後、ウィリアム王子の母ダイアナ元妃(Princess Diana)もメディアに追い回され、1997年にパパラッチから逃れようとして事故死した事実に触れ、「時計の針が15年前に逆戻りした」と遺憾の意を示している。

 英王室はつい先日、ウィリアム王子の弟のヘンリー王子(Prince Harry)の全裸写真が暴露されるスキャンダルに見舞われたばかり。(c)AFP