【12月24日 AFP】ミス・フランス2008(Miss France 2008)の栄冠を勝ち取ったValerie Begueさん(22)がプールの中でキリストさながらのポーズを取り、思わせぶりにヨーグルトを食べる姿を撮影した写真が21日、公表され、ミス・フランス選考委員会は、同コンテストの名誉を損なうとしてBegueさんのタイトルをはく奪することを示唆している。

 同委員会のGenevieve de Fontenay委員長は同日、ラジオ局ヨーロッパ1(Europe 1)に対し、「(写真の存在は)到底受け入れられない。Begueさんは即刻、辞退すべきだ。もし辞めないなら強制的に退かせる」と述べた。

 Begueさんは当初、ミス・フランスの座を返上するつもりはないとし、写真が公表されたことにより「裏切られた」気持ちだと述べていたが、21日の記者会見では、「しばらく考えた上で」対応を決定したいとし、選考委員会の反応は「理解できる」と語った。

 同コンテストの出場者は全員、全裸あるいは恥ずべきポーズで撮られた写真は存在しないとする誓約書に署名することを義務づけられている。

 写真は3年前に撮影されたもので、「公表する意図はなかった」という。Begueさんは、自身も撮影したカメラマンも金銭を受け取っていないとしている。問題の写真について、Begueさんは「若気の過ちだった」と述べている。

 身長174センチメートルで経営学を専攻する現役の学生であるBegueさんは、地元であるインド洋(Indian Ocean)上の仏領レユニオン(Reunion)島の出身で、同島の人々から大いに祝福されていた。(c)AFP