【5月23日 AFP】第62回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で22日、出品作の中で最も素晴らしい演技をした犬に送られる、パルム・ドール(Palme d’Or)ならぬパルム・ドッグ(Palm Dog)の授賞式が行われ、オープニング作品として上映されたピクサー(Pixar)の新作3Dアニメ『カールじいさんの空飛ぶ家(Up)』に登場したしゃべるイヌのダグ(Dug)が栄冠に輝いた。

 観客や犬が集まる中、同賞の審査委員長を務めるジャーナリスト、トビー・ローズ(Toby Rose)氏は、「パルム・ドッグ」と刺繍された首輪をピクサーチームに手渡し、「愛くるしい犬ダグと、犬の気持ちを人間の声に変えるコミカルな故障気味の首輪を付けたワイルドで見事な犬たちが評価された」と授賞理由を説明した。

 コンペティション部門出品作品のクエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)監督がナチス殺害を企むユダヤ系米国人の部隊を描いた『イングロリアス・バスターズ(Inglourious Basterds)』に登場する有力候補、黒いプードル犬を退けての受賞となった。

 今年は少しルールが改訂され、キツネにも受賞資格が与えられた。ネコにも受賞資格を与えるようにとの声が高まっているが、ローズ氏は「パルム・ドッグにネコの出る幕はない」と退けた。(c)AFP