【5月23日 AFP】第61回カンヌ国際映画祭に出品されたメキシコ作品の主演俳優が、ニース(Nice)国際空港で「カンヌ映画祭に招待された」と言っても信じてもらえず不審者扱いされた。警察当局が22日伝えた。

 不審者扱いされたのは、「ある視点」部門に出品された『Los Bastardos』の主演俳優Ruben Sosa。電気技師として働いていたSosaは、演技の経験がなかったが監督に見出され主役に抜擢された。

 警察当局によれば、Sosaは一度もメキシコを出たことがなく、新しいパスポートを携帯していた。19日にニース国際空港に到着した時、そのパスポートに不審を覚えた入国審査職員が入国目的を尋ねると、Sosaは正直に「カンヌ映画祭に招待された電気技師」だと申告。ますます不審に思った警備員は、Sosaが運転手付きの車を待たせてあると主張しても信用せず、車まで付き沿っていった。そこでようやく真実を語っていたことがわかり、Sosaを解放したという。

 Sosaは映画の中では、米国に不法入国し殺人を請け負うメキシコ人の若者を演じている。(c)AFP


カンヌ国際映画祭の公式ウェブサイト(英語)