【11月5日 AFP】メキシコの通信事業者「iFone」が商標権侵害で米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を訴えていた裁判で、iFone側が勝訴した。アップルは損害賠償を支払うことになる可能性がある。

 iFoneの声明によると同社は2009年、よく似た名称が混乱を招いているとして米アップルを提訴。このほど「アップルの3回目の敗訴が決定した」という。

 アップルは2007年にメキシコでiPhoneを発売したが、iFoneはその4年前に名称登録を済ませていた。

 iFone側の弁護士は地元紙ミレニオ(Milenio)に3日、アップルは「iPhone」という名称の使用についてiFone側に賠償しなければならなくなるだろうと語った。賠償額は未定だが、法律では売り上げの40%を下限と定めているという。(c)AFP