【4月10日 AFP】米SNS最大手フェイスブック(Facebook)は9日、スマートフォン向け写真共有アプリのインスタグラム(Instagram)の運営会社を約10億ドル(約820億円)で買収することを合意したと発表した。

 フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者(CEO)は「当社がこれだけ多くのユーザーを持つ製品と企業を買収したことはかつてなく、フェイスブックにとって節目となる重要な出来事」だと述べた。

 米アップル(Apple)のスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone」、タブレット型端末「iPad」、「iPod touch」用のインスタグラムのアプリは、2010年に最初のバージョンがリリースされて以降、2700万回以上ダウンロードされている。同社は米サンフランシスコ(San Francisco)に本社を置いている。

 今回の高額買収は、5月にも歴史的な上場を果たすとみられるフェイスブックが、米グーグル(Google)や新興画像共有SNS「ピンタレスト(Pinterest)」に対する競争力を強化する動きだという指摘もある。(c)AFP/Glenn Chapman