【4月20日 AFP】ドイツのエネルギー大手RWEは19日、世界の大手自動車メーカーやエネルギー企業が、電気自動車の充電に使う各社共通のプラグについて合意に達したことを明らかにした。

 このプラグは400V対応の3極タイプで、どの国の充電ステーションでも数分で充電できるという。20日に開幕する国際産業技術展「ハノーバー・メッセ(Hannover Messe)2009」で初公開される予定だ。

 20日付けの独日刊紙ウェルト(Die Welt)によると、RWEの広報は「イタリアで電気自動車に充電するのと全く同じ方法で、デンマーク、ドイツ、フランスでも充電できる」と説明し、共通プラグの導入は、電気自動車の大量生産に向けた大きな一歩となると話した。一方、企業間の協議が続いているため具体的な導入時期は未定だとしている。

 ドイツ政府は2020年までに電気自動車100万台の普及を目指すとしている。RWEとダイムラー(Daimler)は前年9月に試験プロジェクトを立ち上げている。(c)AFP