【12月9日 AFP】米工業系複合企業スリーエム(3M)は8日、世界的な景気低迷を理由に、10-12月期に従業員約1800人の削減に乗り出していることを明らかにした。
 
 人員削減は米国内、西欧諸国、日本など先進国で中心に行っており、人員削減により1億7000万ドル(約157億円)の経費節減になるという。

 米ミネソタ(Minnesota)州セントポール(St. Paul)に本社がある3Mでは、世界に広がる生産拠点および支社など10か所の再編も実施している。

 また販売不振や為替損などから、08年の1株利益見通しを従来予想の5.40-5.48から、5.10-5.15ドルに引き下げた。

 同社では「世界的な景気減速の続く期間も深さも分からない」とし、2009年の売上高は3-7%減となるだろうと予測している。(c)AFP