【7月26日 AFP】ソニー(Sony)は26日、4-6月期連結決算を発表する。ゲーム分野での不調の影響が注目される一方で、アナリストの間では好調な業績が予想されている。

 同社は2006年、ノートパソコン用電池パックの回収問題や「プレイステーション3(PS3)」の莫大な開発費などで業績が落ち込んだが、4-6月期には力強い回復を見込んでいる。

 一方、アナリストらは、PS3は任天堂(Nintendo)の「Wii(ウィー)」やマイクロソフト(Microsoft)の「Xbox 360」に依然引き離されているとして、ゲーム分野では4-6期も赤字を予想。

 ただし、デジタルカメラやビデオ、半導体分野での増収が業績を後押していることや、円安の影響で、営業利益は増加すると予測している。

 米証券大手のゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)は、「ソニーの4-6月期の業績は予想を上回るとみられ、通年の事業計画も達成される見通し。PS3による収益が最悪のシナリオをたどったとしても、家電分野での収益で相殺することができるだろう」と指摘している。(c)AFP