【7月31日 AFP】中国・上海(Shanghai)の保健当局は31日、ここのところの熱波が原因で少なくとも10人が死亡したと発表した。上海では最近、過去140年の最高気温を更新したばかりだった。

 同市の疾病予防コントロールセンター(Shanghai Municipal Centre for Disease Control and Prevention)の広報担当者によると、今月26日までに10人以上が熱射病で死亡したという。しかし、最新の死者数などその後の被害の詳細については明らかにしていない。

 中国では多くの地域が熱波に見舞われており、中国気象局(China Meteorological Administration)は中部から東部にかけての複数の省に高温警報を出した。31日には気温が41度にまで上昇する可能性があると警告していた。

 一方、中国国営新華社(Xinhua)通信は上海の地元気象当局の話として、同市の最高気温は30日、8日間連続で38度を超えたと伝えた。26日には40.6度に達し、1873年の観測開始以来、これまで最高だった1934年の40.2度をはじめて上回った。(c)AFP