【4月12日 AFP】(一部更新)政府は12日、福島第1原子力発電所の事故について、原発事故の深刻度を示す「国際評価尺度(INES)」を現在の「レベル5」から最も深刻な「レベル7」に引き上げることを決めた。NHKなどが伝えた。

 レベル7は1986年のチェルノブイリ(Chernobyl)原発事故に並ぶ。

 共同通信(Kyodo News)によると、原子力安全委員会は11日、原発からは最大で1時間当たり1万テラベクレルの放射性物質が放出されていたとの試算を明らかにしている。

 INESの評価では、放射性のヨウ素131換算で外部への放射性物質の放出量が数万テラベクレル以上である場合は、レベル7としている。(c)AFP