【6月19日 AFP】中国南部の広い地域で13日から大雨が降り続き、洪水や地滑りが相次いで発生している。これまでに69人が死亡し、中国民政部によれば、さらに44人が行方不明で、被害総額は65億元(約860億円)に達したという。

 また、国営英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)は19日、珠江(Pearl River)でも水位が危険なレベルに達したため、流域や低地の住民約140万人が避難したと伝えた。

 中国気象センターは19日、大雨は今後3日ほど続き、南部の一部地域では降水量が例年の3倍に達する恐れもあると警戒を呼びかけた。同センターは18日、中国の警戒レベルで2番目に高い「オレンジ」の暴風警報を出している。(c)AFP