【5月12日 AFP】アイスランドのエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河での火山噴火による火山灰の影響で、北アフリカやカナリア諸島(Canary Islands)、スペイン南部の空港が11日、閉鎖された。同地域の空港が閉鎖されるのは初めて。火山灰はトルコ上空にまで到達しているという。

 欧州の航空管制調整機関ユーロコントロール(Eurocontrol)によると、欧州のほとんどの空港は「平常時に近づいている」が、火山灰が風によって新たな地域に流れ込んでおり、飛行禁止措置や空港閉鎖などによって航空便のキャンセルが発生しているという。

 モロッコの空港当局によると、同国を発着する約250便がキャンセルもしくは別空港への振り替えとなったという。

 前月も火山灰で航空便に大きな影響を受けたトルコでは11日、再び火山灰が確認され、日本時間11日午後9時から4時間にわたって、ダーダルネス(Dardanelles)海峡と同国の欧州側上空の2万フィートまでが飛行禁止となった。なお、イスタンブール(Istanbul)国際空港は、通常通りの業務を行った。(c)AFP