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日本海で事故のロシア原潜が入港

  • 2008年11月09日 23:31 発信地:ウラジオストク/ロシア
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ロシアのNTVテレビが放送した、日本海で試験航行中に消火設備の事故を起こした後、ボリショイ・カーメニ(Bolshoi Kamen)の港に入ったロシア海軍の潜水艦(2008年11月9日撮影)。(c)AFP/NTV

【11月9日 AFP】(一部更新、写真追加)8日、日本海を試験航行中に消火装置が誤作動する事故を起こしたロシア海軍の原子力潜水艦が9日、同国東端ウラジオストク(Vladivostok)に近いボリショイ・カーメニ(Bolshoi Kamen)の港に入港した。同港にある造船所の広報担当者がAFPに語った。

 海軍の広報官によるとこの事故で兵士3人と民間人17人の計20人が死亡した。遺体はすでにボリショイ・カーメニやウラジオストク、ナホトカ(Nakhodka)に搬送された。ボリショイ・カーメニはロシア海軍太平洋艦隊本部が置かれたウラジオストクから船で約40キロ、陸路で130キロの位置にある。

 また、別の駆逐艦が負傷者22人を搬送し、これらの負傷者はウラジオストクにある同艦隊の主要病院で治療を受けているという。

 ロシア通信(RIA Novosti)は、アムール(Amur)工廠当局からの情報として、事故を起こした原潜はアクラ(Akula)級「ネルパ(Nerpa)」(8140トン)だと報じた。

 誤作動の原因は現時点では明らかになっていない。原潜の消火装置には化学薬品が用いられている場合があり、病院関係者によると負傷者は中毒症状を示しているという。

■放射能漏れの危険はなし

 原潜に動力を提供する原子炉に損傷はなく、海軍広報官によると事故現場周辺の放射能濃度は「通常」だという。

 ロシア通信は、事故を起こした原潜はインドに納入予定のもので、準備のため試験航行を行っていたとしているが、当局側は確認していない。

 通信社各社が連邦捜査委員会の広報官の話として報じたところによると、解剖の結果、死因は消火装置の誤作動で原潜の一部に発生したフロンガスを吸ったためとみられる。

 海軍広報官は事故を起こした原潜を特定しなかった。また消火装置が誤作動し死傷者が出た経緯についても説明しなかった。

 アムール工廠関係者は10月、1991年に製造開始したネルパの試験航行を開始すると報告していた。ロシアとインドは、ネルパなどアクラ級潜水艦2隻を、20億ドル(1960億円)で、貸与期間終了時に購入するオプションをつけてインド海軍にリースすることにしていた。

 インタファクス(Interfax)通信によると一方連邦捜査官は9日、事故の捜査を開始した。事故当時原潜に乗っていたのは208人で、軍人は81人で残りは技術者や専門家だった。(c)AFP
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