【4月19日 AFP】米ボストン(Boston)近郊でボストン・マラソン(Boston Marathon)爆破事件の容疑者1人が逃走を続けていることを受け、マサチューセッツ(Massachusetts)州のデバル・パトリック(Deval Patrick)知事は19日、ボストンと周辺地域一帯の公共交通機関を全面運休とすることを決めた。

 市当局の発表によると、運休になるのはボストン市内に出入りするバス、電車など全ての公共交通機関。また、市内と周辺6地区の住民には外出を控えて自宅にとどまり、相手が警察だと確信できない場合は決して玄関のドアを開けないよう呼び掛けている。

 ボストンの警察当局は18日夜から大規模な追跡作戦を行い、19日未明にボストン近郊ウォータータウン(Watertown)で容疑者1人の身柄を拘束した。現在、警察の特殊部隊や警官9000人が2人目の容疑者を追っており、ウォータータウンの周囲3.8キロメートル四方の住宅をしらみつぶしに捜索している。

 拘束された容疑者は病院で死亡が確認された。(c)AFP