【4月14日 AFP】ドイツ北部シュトラールズント(Stralsund)の市庁舎の男性トイレでトイレットペーパーがなくなる事例が相次ぎ、不審に思った清掃作業員が張り込みの末に捕まえた「現行犯」は、なんと現職の市議会議員だった。

 地元メディアが報じた当局発表によると、「消えた」トイレットペーパーは200巻以上。おかしいと思った清掃作業員らが、現場を押さえようと待ち構えていたところ、男性トイレから極左政党「左派党(Die Linke)」の24歳の議員が、トイレットペーパー1巻を片手にトイレから出てきた。議員が所持していたバックパックの中からも、もう1巻のトイレットペーパーが見つかったという。

 シュトラールズント市では、トイレットペーパーをまとめて大量購入しており、この盗難事件による損失は数百ユーロ程度とみられる。問題の議員を起訴するかどうかは、聴取の内容や前科の有無などを考慮して決定するという。(c)AFP