【2月6日 AFP】イタリア・シチリア(Sicilia)島のあるカップルは、女の前夫を消すための完璧なトリックを考えついた。厚切りのバターは、前夫を窒息させた後溶けて消えるはずだった。

 しかし5日の伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)によると、検視の結果、殺害されたカロジェロ・ロ・コッコ(Calogero Lo Cocco)さん(40)の気道からバターの痕跡が見つかり、カップルの犯行だったことが判明した。

 ロ・コッコさんは2日、離婚して以来、訪れたことのなかった結婚当時の家に戻った。シチリア島南部のこの家には、前妻とその新たな恋人が住んでいた。

 容疑者のカップルは、ロ・コッコさんをバターで窒息させた。2人は当初、酒に酔ったロ・コッコさんが現れ2人を攻撃すると脅したため、仕方なくロ・コッコさんを縛りあげたところ、急に意識を失い、死亡したと主張していた。(c)AFP