【2月18日 AFP】オランダのヨハン・フリーゾ(Johan Friso)王子(43)が17日、オーストリアでスキー中に雪崩に巻き込まれ重体となった。王子は雪崩にあったオーストリア西部の山岳リゾート地レッヒ(Lech)からインスブルック(Innsbruck)の病院に搬送され、病院には複数の親族が駆けつけた。

 オランダ王室は声明で、王子の容体は安定しているが「予断は許さない」と発表した。ベアトリクス女王と、王子の妻も病院に到着しているという。

 事故当時、フリーゾ王子はゲレンデ外の圧雪されていない区域を滑走していて雪崩にあった。レッヒ地区観光局のピア・ヘルブスト(Pia Herbst)広報担当は、王子はスキー用のヘルメットを着用し、雪崩ビーコンを持っていたため救助隊が素早く位置を探索することができたと語った。

 同伴者も雪崩用エアバッグを装備していたため、雪崩にのまれず救助隊に連絡を取ることができた。

 だが、レッヒのルドウィッグ・ミュクセル(Ludwig Muxel)市長は国営オーストリア放送会社(ORF)に対し、王子は救助されるまでに約20分かかっており、蘇生処置が必要だったことを明らかにした。

 フリーゾ王子はオランダ女王ベアトリクス(Queen Beatrix)の次男。 2004年に議会の承認を得ずにマーベル・ワイス・スミット(Mabel Wisse Smit)さんと結婚した際に王室から除籍されており、王位継承権はない。(c)AFP