【6月13日 AFP】米海軍のイージス艦「ジョン・S・マケイン(John S. McCain)」がフィリピン沖を航行中、船尾に付けて引っ張っていた水中音波探知機(ソナー)が中国の潜水艦と接触するという事故が起きていたことが明かになった。米CNNテレビが12日、米軍当局者の話として伝えた。

 事故でソナーは破損したが、イージス艦と潜水艦は衝突していないという。米軍当局は中国側が故意に起こした事故ではないとの見方を示している。

 中国沿岸の黄海では今年3月に、米軍海軍の艦船が中国の漁船などに航路妨害を受ける事件が2件発生しており、米国は「攻撃的な行為」だとして中国を非難した。 一方、中国側は米国の艦船が海洋法に違反したと反論し、事態の再発防止を米側に求めた。(c)AFP