カンヌ国際映画祭、会場を熱狂させた女優たち
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■スター誕生
1992年の映画祭では、オランダ人のポール・ヴァーホーヴェン(Paul Verhoeven)監督が手掛けた官能サスペンス映画『氷の微笑(Basic Instinct)』がオープニング上映された。
ベッドシーンで、相手をアイスピックで刺し殺すという衝撃的な描写が含まれたこの映画で、主人公の女性小説家を演じたのは米女優シャロン・ストーン(Sharon Stone)。
同作品までは端役での起用ばかりが目立ったストーンだが、襟ぐりの深いロングドレスに身を包み、溢れんばかりの色気で優雅にレッドカーペットに登場すると、カメラマンたちの間では小競り合いが生じた。
ストーンはその後、同映画祭の常連となり、世界的スターに上り詰めた。
■ドレスからぽろり…
2005年には、仏女優ソフィー・マルソー(Sophie Marceau)が世界中のトップニュースを飾った。同映画祭会場に続く階段を上っていた際にドレスの肩ひもがほどけ、左の乳房があらわになるというハプニングが起きたのだ。
マルソーはすぐにひもを結び直したが、その姿はすでに数人のカメラマンによって捉えられていた。その時の写真は同年、最も高額で取引された画像の一つとなった。
それから10年後、マルソーは同じ階段を上っていた際、ロングドレスの下に身に着けていた肌色の下着が見えてしまうというハプニングに見舞われている。(c)AFP/Bénédicte REY