【4月21日 MODE PRESS】東京・新宿にある文化学園で20日、新人デザイナーを対象としたファッションコンテスト第84回「装苑賞」の公開審査会が開かれた。

 応募総数1605人の中から二次審査を経た候補者16組が、それぞれコンセプトを掲げた作品をショー形式で発表。日本を代表するデザイナー8名が審査を行った。

■受賞者一覧

 大賞の装苑賞は西角真美(Mami Nishikado)が受賞。次ぐ佳作1位は、渡辺桃子(Momoko Watanabe)。佳作2位は、井本敏子(Toshiko Imoto)が受賞した。そのほか、rooms賞は川村崇景(Takahiro Kawamura)、イトキン賞は山田裕美(Hiromi Yamada)が受賞した。

■審査員コメント

 この日、審査を行ったのは、岩谷俊和(Toshikazu Iwaya)、コシノ ジュンコ(Junko Koshino)、滝沢直己(Naoki Takizawa)、田山淳朗(Atsuro Tayama)、津森千里(Tsumori Chisato)、菱沼良樹(Yoshiki Hishinuma)、丸山敬太(Keita Maruyama)、山本里美(Limi Yamamoto)。世界で活躍する日本人デザイナー8名だ。

 審査後のコメントでは、「5人の受賞者の内4人が女性という結果は印象的」という意見のほか、「コンセプトやパターン、素材もバリエーションが豊富だったが、もう一歩二歩、掘り下げて欲しい」、「10年周期でとらえられるファッションの時代で、2010年代を自分たちの世代にしてください」など、受賞者も含めた候補者へメッセージを送った。(c)MODE PRESS

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装苑賞 公式サイト