
世界最小の旧約聖書は0.5ミリメートル四方、イスラエルの大学が開発

12月19日 11:16




テクニオン・イスラエル工科大学(%%Technion, Israel’s Institute of Technology%%)が開発した世界最小の旧約聖書の拡大写真。(c)AFP/TECHNION ISRAEL’S INSTITUT OF TECHNOLOGY


【12月19日 AFP】テクニオン・イスラエル工科大学(Technion, Israel’s Institute of Technology)は18日、ピンの頭よりも小さい、世界最小の旧約聖書を作成したと発表した。この聖書は、金でコーティングされた0.5ミリメートル四方のシリコンチップで、ヘブライ文字30万8428語が埋め込まれているという。 これまでギネス世界記録(World Guinness Book of Records)だった世界最小聖書より、50倍以上も小さい。 研究チームを率いる物理学博士課程のOhad Zohar氏によると、この聖書は、ガリウムイオンのビームをシリコンチップ表面の微細な粒子に照射し文字を彫り込むことで実現した。 チップ版小型旧約聖書の作成プロジェクトは、10代の少年少女に「ナノ科学」への興味を持ってもらう意図で開始された。チームは今後、この聖書が「人間の眼で読めるように」、チップの写真を引き伸ばして7メートル四方のポスターを作成したい考えだ。(c)AFP

