■高校・大学の封鎖を予告

当局によると、全国で約32万人がデモに参加し、うち7万人がパリに集まった。

一方、高校生や大学生らの団体で構成する連合組織は、全国の参加者は約50万人に上り、うち20万人が首都パリでデモを行ったと発表した。

左派政党「不屈のフランス」の指導者ジャンリュック・メランション氏もパリのデモ行進に参加し、多くの人々が集まったことを歓迎した。

今回のデモは、半年足らず後に大統領選挙を控え、ルペン氏が世論調査で首位に立つなど、政治的緊張が高まる中で行われた。

黄色いベスト運動の活動家や労働組合、高校生、大学生らが参加する抗議運動は当初、生活費の高騰や格差、学習環境の悪化に焦点を当てていた。

しかし、治安当局による取り締まりが強化され、一部のデモ参加者が重傷を負ったことを受け、抗議活動を行う権利など、市民の自由を守ることも要求に加わった。

学生のデモ参加者らは、警察が首都パリの中心部を通るデモ行進を許可しなかったことに不満を表明。高校や大学の封鎖を新たに実施すると宣言した。労働組合も5日にデモを呼び掛けている。

ユーロ圏第2位の経済大国であるフランスは景気後退の瀬戸際にあり、債務削減の圧力にもさらされている。このため政府が追加の財政支出によってデモ参加者の不満を和らげる余地は限られている。(c)AFP