【10月30日 AFP】フランスの首都パリ郊外で男が銃を乱射し1人が死亡、7人が負傷した事件で、検察当局は29日、逮捕・起訴された男が「イスラム教徒、アフリカ系、北アフリカ系に見える人々を狙った」と認めたと発表した。

ケビン・T被告(39)は23日、パリ西郊のトラップとラベリエールを車で走行しながら、短機関銃を乱射し、同日中に逮捕された。被害者の大半は外国にルーツを持つ人々だった。

事件は、大統領選を半年後に控え、極右政党「国民連合(RN)」の指導者マリーヌ・ルペン前党首が世論調査で支持率首位に立つなど、政治的緊張が一段と高まる中で発生した。

フランス国家対テロ検察庁(PNAT)によると、被告は29日、テロ組織に関連する殺人と殺人未遂の罪で起訴された。

同日遅く、弁護団は、被告が勾留されたと明らかにした。

PNATのオリビエ・クリステン検事が29日に記者団に明らかにしたところによると、被告は犯行場所を選んだ理由について、「イスラム主義者の温床」だったからだと供述している。

検察当局によると、被告は事件の3日前にも、運転手を殴ったとして逮捕されていた。