■ラ・リーガとレアルのイメージに「深刻な打撃」

では、謝罪で問題は収束するのか。

ベテランのスポーツ評論家ヤン・チャン氏はAFPに対し、「感情を交えず、冷静かつ客観的に見れば、明らかに大きな悪影響を及ぼす出来事だ」と述べた。

「中国におけるラ・リーガとレアル・マドリードのイメージに深刻な打撃を与える」

「モバイルインターネットの時代には、SNS上で物事が急速に拡散し、感情が高ぶる。謝罪したからといって、必ずしも問題が終わるわけではない」

「まったく謝罪しないよりはした方がいい。だが、これで終わりということは決してない」

海外のスポーツリーグや選手はこれまでも、中国にとって政治的に敏感な問題への発言で窮地に立たされてきた。

2019年には、当時ヒューストン・ロケッツのゼネラルマネジャー(GM)だったダリル・モーリー氏が香港のデモ参加者への支持をツイッターに投稿したことを受け、中国は米プロバスケットボール協会(NBA)との関係を事実上断った。

中国ではバスケットボールがサッカーと並ぶ人気競技だが、CCTVでのNBA中継は1年以上にわたって停止され、NBAのプレシーズンゲームの中国開催が再開されたのは、ようやく昨年のことだった。

NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは、中国との関係断絶で「数億ドル」の損失が生じたと述べている。