【10月24日 AFP】ナイジェリア南部の当局は、中等学校の女子生徒16人が、伝統的君主の指示で「処女検査」を受けさせられたとの報告を受け、調査を開始した。

産油地帯のニジェールデルタ地域に位置するリバーズ州の中等学校で起きた出来事だとされる。女子生徒らは、奨学金の支給や書籍の無料提供を約束され、検査を受けるよう説得されたという。

教育省は22日付の声明で、「女子生徒16人が検査の対象に選ばれた疑いがある」とし、疑惑について「極めて深刻で憂慮すべきものだ」と述べた。

同省によると、先月、伝統的君主の代理人を名乗る人物らがリバーズ州カナの州立中等学校を訪れ、検査対象となる女子生徒を選んだという。

検査がどのように行われたかについては、詳細を明らかにしていない。

ナイジェリア南西部オグン州では2012年、女子生徒10人に同様の検査を受けさせた疑いで校長が停職処分を受け、警察に逮捕された。

アフリカ最多の人口を抱えるナイジェリアでは、こうした事例はまれだ。同国では伝統的君主が大きな権力を持っていることも多い。

南部の一部農村地域では近年、女性器切除(FGM)の根絶に向けた取り組みも進められている。(c)AFP