■執拗な追跡

被告7人が所属していた男子学生社交クラブ「カイ・ファイ」のOBたちも、ネット中傷キャンペーンによる被害を訴えている。OBたちは、事件が起きたとされる2024年より前に卒業していた。

OBらの代理人を務めるアダム・フォード弁護士は大学に宛てた書簡で、「彼らはSNS上で事件に関与したとぬれぎぬを着せられ、殺害予告や憎悪に満ちたメールを受け取っている」と訴えた。

書簡によると、「ほとんどのOBが、雇用主や大学院から休職処分などの不利益な措置を受けている」という。

ネット上で犯人捜しをする特定班はこれまでも、注目を集めた銃乱射事件などで、罪のない人を誤って容疑者と特定し、誹謗中傷にさらしてきた。

陰謀論を研究するマイク・ロスチャイルド氏はAFPの取材に対し、こうした誤認は、すでに混乱している情報環境をさらに悪化させ、誤った手掛かりを生み出すことで実際の捜査を妨げる恐れがあると警告する。

ロスチャイルド氏は「ぬれぎぬを着せられた人々は、執拗に追い回されることが多い」と語った。

「身を隠さなければならなくなったり、殺害予告を受けたり、実際に暴力的な攻撃を受けたりすることさえある。一方、ぬれぎぬを着せた側に不利益はない」と指摘した。(c)AFP