プーチン氏はウクライナ侵攻の「過ち」認められず、元ロシア首相インタビュー
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【10月4日 AFP】経済の低迷や国民・エリート層の不安が高まっているにもかかわらず、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にはウクライナ侵攻を終わらせるための交渉に応じる準備ができていない──。プーチン政権下で首相を務めた経験を持つミハイル・カシヤノフ氏(68)が3日、AFPの取材で語った。
2000年から2004年までロシアの首相を務めたカシヤノフ氏は、パリでAFPのインタビューに応じた。
2022年に始まったウクライナ侵攻が誤った判断だったとプーチン氏は気づいているが、それでも一度決めた方針は曲げず、このまま継続すると決めているとし、「自ら犯した過ちを認めることができないのだ。ウクライナは脆弱だとする治安機関からの報告を鵜呑みにしたのだろう」との見方を示した。
同氏はまた、来年中に戦争が終わるとは思えないとし、米イラン対立に伴う原油価格の高騰や、クレムリン(ロシア大統領府)への対応をめぐる米欧諸国間の意見対立がプーチン氏を勢いづかせているのだと指摘した。
「プーチン氏はもちろん高笑いしている」とし、「一切の譲歩をすることなく戦争を継続できると明確に信じている。そして、ウクライナに対する消耗戦に勝利しつつあると確信しているのだろう」と語った。
さらに、これから訪れる冬はウクライナにとって特に過酷なものになりかねないと警告。西側諸国に対し、結束を固めてクレムリンに「心理的圧力をかける」とともに、激しさを増すロシアによる民間インフラへの攻撃を防ぐため、パトリオットミサイル防衛システムを至急ウクライナ政府に供給するよう求めた。
7日に74歳の誕生日を迎えるKGB(ソ連国家保安委員会)出身のプーチン氏は、ロシア国民が自国の戦争を支持していると主張する。先月行われた選挙では与党が記録的な圧倒的多数を獲得しており、これが軍事行動への支持の表れだとした。しかし、専門家らからは、選挙そのものが厳重に統制されていたと指摘する声が上がっている。
