イスラエル、欧州極右に接近 元ナチスに設立された政党にも
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■極右への「コーシャ認証」
イスラエルは、スウェーデンやスペイン、英国など、欧州の他の極右指導者にも接近し、イスラム教徒移民の流入という共通の懸念を通じて絆を深めている。
イスラエルはさらに遠く離れた中南米のアルゼンチンやコロンビアに強硬右派かつ親イスラエルの大統領が誕生したことを歴史的転換点として称賛している。
ただし、少なくとも現時点において唯一の例外はドイツで、イスラエル当局はドイツの極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」との接触を依然として避けている。
AfDが台頭しつつあった2017年から2022年までイスラエルの駐ドイツ大使を務めたジェレミー・イサカロフ氏は、欧州の極右政党の一部が過去の反ユダヤ主義からの脱却を証明する方法を模索していると指摘する。
イスラエルとの関係を構築することによって、「彼ら(欧州の極右)は一種の『コーシャ認証(食品や原材料、製造工程がユダヤ教の食事規定に適合していることを、第三者の認証機関が審査・証明する制度)』を手に入れている」とイサカロフ氏はAFPに語った。
同氏は「極右側のメリットは明確だ。しかしイスラエル側にとって、自らの価値観や国際的地位を損なうデメリットしかない」と指摘。
「過去3年間、(欧州の)中道派や左派からイスラエルに対する批判が強まる中、イスラエルの右派政治家の間には、共通の要素を持つ勢力と接近することでその批判に対抗しようという動機が生まれている」と付け加えた。
イサカロフ氏は、ドイツのみならずフランスやオーストリアを含む他の欧州諸国においても、イスラエルは極右勢力を支援することが「現地のユダヤ人コミュニティー」にどのような影響を与えるかをまず最初に考慮すべきだと訴えた。
英国では昨年、イスラエルが極右の扇動者トミー・ロビンソン氏を歓迎し、イスラム過激派に対する同氏の見解を称賛したことを受け、地元のユダヤ人団体が懸念を表明した。